28 Dec1月のおたより

明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします。

十円玉の重み

 昭和50年頃のある重度の障害者施設でのお話です。利用者の生活の目標を求めて、不良コイルの銅線を解く作業を受注開始。職員がピンセットで銅線の端を引き出す。ある人はこれを不自由な手で引っ張り、ある人は口にくわえて解き、ある人は車椅子に結び付け、足を蹴ってバックしながら解く、どんな方法でもコイル1個の銅線を解けば、一円が手に入る。重度の脳性まひのため、身体障害と知的障害のある寝たきりのAさんもこれに挑戦した。震える手で銅線を握り、一カ月かけて十円を得たのである。
 生まれて初めて稼いだ十円玉。Aさんは、これをしっかり握り離さなかった。年老いた母親は、「この子に金儲けができるはずがない」と思い込んでいた。ところが、その十円玉は、息子が稼いだものだと知らされた。母親は、感極まって泣き出した。Aさんが握りしめた十円玉は、収益を得るだけでなく物事を達成する喜びと役割を果たす誇りを与えました。Aさんが全力を尽くして得た「十円玉の重さ」が正しく評価され、誰もが「働く喜びと役立つ誇り」を持てる社会の築きを願う。との談話である。
 お正月には「お年玉」が用意され、子ども達は受け取る習慣がある。大人などの年長者が働いて得たお金である。受け取る「子ども一人ひとり」に、感謝(ありがとう)の気持ちも一緒に包んで届けたい。

ひまわり組
 12月のお楽しみ会で、こすもす組・あさがお組と一緒に踊りや歌を楽しみました。ステージの上で、体をいっぱい動かしてダンスをして大喜びの子ども達です。

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あさがお組

 今回で、3回目のサッカー教室。ボールを使ったストレッチや、ゲームを通して体を動かし、ボール遊びの楽しさを教えてもらいました。

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ぴよぴよ

サンタさんやトナカイさんがプレゼントを持ってきてくれました。一緒に撮影をし、子ども達は泣き出す子が多く、母たちは写真パチパチ。年1回のお楽しみ会でした。

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さくら組

楽しみにしていたクリスマス。サンタさんとトナカイさんに会え、びっくりしていた子ども達もプレゼントをもらうときは嬉しそうにしていました。

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つくし組

大きな紙にみんなでクレヨンでグルグル、スッスッ。いろいろな色の線のハーモニーが出来上がりました。

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こすもす組

初めての生活発表会、緊張したりする姿も見られましたが、かわいい衣装を身に着け堂々とした姿でステージに上がって参加できました。踊ることも好きになったこすもす組です。

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たんぽぽ組

お兄さん、お姉さんたちをまねて、発表会ごっこをしました。衣装をつけて踊る人とお客さんになり、それぞれほめあって楽しみました。来年こそは!と期待を膨らませています。

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